新喜劇、WBC、フィギュア

  • 今日は、大学一回のときに授業が一緒になってからの友達とNGKに行った。久々の昼からの息抜き。ちょうど、小藪千豊の座長就任公演だった。いやぁ、14、5年前に行ったきりやったけど、楽しかった。初っぱなは、メッセンジャー。最初から今日は気合いの入ったプログラムだった。次がWヤングだった。どちらも漫才は久々、特にWヤングはそれこそ何年ぶりか覚えてないぐらい久しぶり。その後の順番は多少ごっちゃですが、ジョニー広瀬ティーアップ、座長就任挨拶、大木こだまひびき、ロマノフレディアーニ、宮川大助・花子桂文珍だった。ジョニー広瀬のマジックもよかったし、ティーアップはずっと応援しているコンビで、初めて聞くネタだったが、面白かった。大木こだまひびきは、会場に若い人が多かったので、「チッチキチー」をやっていて、「往生しまっせ」はなかった。以前年齢層によって使い分けをしているという記事を見たことがあるが、本当のようだった。こちらも大いに笑う。そして、ロマノフレディアーニさんは、ジャグリングの人だった。世界的に結構有名らしい。さすが、ミスをわざとして引き込んでいくテクニックやジャグリングそのものの腕、会場の乗せ方など本当に上手だった。盛り上がりすぎて、この辺で疲れてくる(笑)宮川大助・花子は今日はあまり元気がなく、個人的にもあまり好きなネタではなかった。桂文珍も個人的には今日はイマイチだった。休憩を挟んで新喜劇。これが、豪華だった。やすえちゃんの姿にビックリ。失礼ながら、あんな細くてきれかったっけ?登場したときに、ホーって声が上がっていた。来てた服も若く見えるから余計だろうが。個人的に見たかったネタが今日は、ほぼ全て見られて大満足だった。内場の「い〜」や、きんに君のスベりネタ、やすえちゃんのキレるネタ、島木譲二のスピードハット(久しぶり!)、灰皿ネタ、引くときのダジャレネタ、桑原和男の「神様〜!!」(なかなか見られない)などなど。特に、やすえちゃんが、キレキャラになったときに、きんに君をののしった「テンション上がらんからって楽屋で拍手もっらって出てくんな、ボケ」には笑った。後、内場が、やすえちゃんがやっている役の人がお嫁に行くとどんだけ苦労するかを「勘やけど」、と言って、自分が虐げられている一部を暴露する場面など傑作だった。残念ながら、島木譲二の「あ、クマや」とか、見られなかったネタもありましたが。後、辻本茂雄や、板尾を見られなかったのも残念だったが、これはまた次回の楽しみに取っておきます。(全て敬称略ですんません)
  • さて、スポーツネタを。一つ重大な記事を今週は見つけました、これは、私も大いに反省しなければなりません。ほんと、知らされていないから、知らない、ということは恐ろしい。いや、嘘とまではいかないにしても、本当の情報を知らされていないから、違う情報を知らされているから、わからない、というべきか。去年から騒がせている野球の2段モーションですが、実は、米球界では、「問題なし」、なのだそうです。詳しくは、今週の『週刊朝日』の栗山英樹氏執筆のベースボールスタディを御覧下されば分かりますが(是非読んで欲しいです)、ワールドシリーズなど球審を務め、ベスト審判に何度も選ばれたことがある人が、「ノープロブレム」と言ったそうなのだ。それも、横浜の三浦投手のを見て。栗山氏は、日本球界で2段モーションが問題となっていることを一切話さず見てもらったため、逆に「何か問題があるのか?」と聞かれたそうだ。ルールブックの「一連の動作」という規定は、「相手をだまさない」と解釈されるのであって、三浦投手のフォームは全く気にならないということだそうだ。常々、私もバッターを幻惑する動きではないんやから、いいんちゃうん?とは思っていた。でも、ルールなんやから、指摘されても仕方がないとも思っていた。それも、世界基準でそうなんやったら、と。たしか、テレビでも、「日本だけですよ、あれが認められるのは。世界(アメリカ)では、ダメですよ」なんてことを多くの人たちが言っていた。でも、超ベテランのジョン・フラハティ捕手は、「本当に工夫して考えたフォームだ。アメリカの若い投手たちにも教えてあげたいね」と言い、ボークという発想など、全く浮かばないらしい。要するに、アメリカにそういった工夫をした人がほとんどいないだけなのだ。ロッテの渡辺投手も二段モーションを指摘された選手だが、一切問題ないらしい。栗山氏も書いているが、「プロとしての努力の結晶を世界は認めるが、日本は認めない。そんな印象を抱く」まさに、そんな印象。さらに、驚くべきなのは、このことを日本の審判はよく理解しているらしいのだ。だから、個人個人でばらつきが出てしまったのか。このことを野球が好きな人でもどれだけの人が知っているだろう。こんな「改悪」、ほんとに無くなって欲しい。
  • さて、いよいよ、WBCが開幕します。もう散々他のところで言われていることと重なることもありますが壮行試合最終戦の感想を。まず、松坂投手は不安が残りましたね。直球のスピードは本番では出るでしょうが、アウトローいっぱいのストレートを見事にはじき返されていたのが心配です。投手で目立ったのは、ロッテ投手陣の清水、小林宏両投手。球界の常識であり、江夏氏、大野氏が重視し、野村克也氏が原点とまで言う外角低め、そこを通る直球のコントロール、威力が抜群でした。バッターでは、やはり西岡、川崎両選手が元気でしたね。両選手とも特に短期決戦で、燃えるタイプですし、調子を出す選手ですから楽しみです。まぁ、全体的に長打が出ませんが、これはこの時期やから仕方ないです。いくら調整を早めたからといっても、ピッチャー有利な時期なんです。さて、4番を任された松中選手ですが、ちょっと変化がありましたね。第1、2打席は、あまりいい当たりではないにせよ、ヒットが続きました。大事なのは、その後。まず、3打席目のカーブをうまくためてライト前に持って行ったこと。無理に流さず、いつもの松中選手が戻りつつあるなという印象でした。これは、解説の掛布さんも指摘してはったことです。僕が一番目を付けたのは、その次の第4打席。結局ファーストかライトのファールフライになったんですが、あれは、もらったって打ちにいって、打ち損じた(ミスであって、調子が悪くて差し込まれたのではない)打球に見えました。本来のスイングで打ちにいってたように見えます。これで、調子を取り戻す糸口になったのでは、と思えました。残念なのは、その次の打席がなかったので、その感覚がまだ残っているかわかりません。中国戦が楽しみです。まぁ、私の目は節穴でしょうから、間違えている可能性が高いですが。
  • 今更、ですが、五輪の女子フィギュアについて。荒川選手、素晴らしかったですね。あの凛とした雰囲気、いいです。本当におめでとうございます。残念ながら、一番応援していた村主選手は、4位でした。このことについて、もう既にどこかで書かれているかもしれませんが、私なりの感想を。まず、採点方法については、詳しくは知りません。このステップ何点、このジャンプ何点など、細かい点の付け方がわからないです。ですから、なぜジャンプを失敗したコーエン選手やスルツカヤ選手より下なのかはここではあまり触れません。ジャンプで点が伸びなかったなどいろいろ意見があるでしょう。ただ、私が指摘したいのは、フリーの演技で村主選手に終盤スピードがなかったこと。もっと言うと、最後は曲と合っていなかった。たしか、『朝日新聞』にも「スピードが遅かった」というようなことは書いてましたが、詳しくは書いてなかったです。具体的には、一回目に見たときに気付きましたが、シークエンスに入るときには、ぴったり曲に合っていました。しかし、最後、曲がピアノの早い部分に変わるとき、既にスピンに入っていなければならないはずなのに、まだ、そこまで行っていなかった。ここからは、もう取り戻せない。最後、高速スピンの部分では、ピアノの音が和音で段々と上がっていくところで、それに併せて回転しながら手も上に上がっていく一番の見せ場、ピアノの音が一番高いところでスピンがはじけたように、手を広げ、伴奏に合わせてのフィニッシュの3回のステップ、全部がことごとく遅れてしまっていた。それも微妙なズレではなく、相当遅れていたので、だいぶ曲と演技に違和感を抱いた。演技自体はとても素晴らしく、感動したが、曲との連動という点では、最後は問題が残ったように見えた。たしかに、最終パートは一番しんどくて、つらいところなんだと思うんですが。その辺りが、点が伸びなかった理由の一つかもしれません。演技者と曲、観衆と一体となって演技するのを目標とされていた村主選手。残念ながら、メダルを取れなかった悔しさと同時に、その三つが完全に揃わなくて達成できなかった悔しさも残ったかもしれません。安藤選手の演技は、何度こけても立ち上がる精神力に感動しました。ただ、練習不足だなんだと言われていましたが、あのとき右足を故障していたのでは?演技を見たときにどうも右足がおかしかったですから。直前に小指かなんか骨折していましたし。どうも踏ん張りがききにくそうでした。まぁ、間違えているかもしれませんが。