引退

ホークスからは的山捕手、山田投手。山田投手はケガから復帰で、一試合登板したから来年につなげる登板かと思ったんやけど…来年は山村投手も危ないか…

ヤクルトからは真中、度会、川端、小野選手が引退。みんな、若いときにえらく期待されていたのを覚えている。古田捕手が度会ですって、フジテレビで紹介してた。みんな味のある選手だった。真中選手の打ち方なんてかっこよくて真似したもんな。

さて、横浜の鈴木尚典選手も引退。あの柔らかなバッティング、インコースの捌きは超一級品だった。四番を任されてホームランを意識してからフォームがおかしくなり、柔らかさがなくなったような気がしてた。結局完全な復活に至らず…まだ若いだけに非常に残念だ。

「バッティングの正体」。野球をやってて、この本を知っている人は多いだろう。そう、シンクロ打法やうねり打法で有名な手塚一志氏の著書である。「ピッチングの正体」とともに、初期の著作であるが、高校生のときに初めて手にしたときは衝撃だった。そのときは理論を実践しようとしても手探りで、結局理解できるようになったのはだいぶ後だった。あのときすぐに理解できていれば、大学でももうちょっと打てたかな。
さて、その本で理想的なフォームのCGのモデルになったのが、鈴木尚典選手だった。当時、首位打者二回。いわゆるバッティングの常識の枠からはみ出たグリップの位置、やじろべえバランスのようなタメ、腰をどかしたインコースの捌き方など注目すべき打者だった。あれから10年。二軍のコーチになるそうだ。ぜひ、あのバッティングの系譜を受け継ぐ選手を育ててほしいものである。