心機一転

  • 試験も終わり、この一年をまた新たな気持ちで頑張ってまいります。もちろん悔しさもありますが、だましだましやってきたこと、無理してたこと、安穏としてたこと、など自分を見直すいい機会です。ほんま、「負けたっちゅうことは、本当の自分に、こんにちはや」と名ぜりふを残したガキンチョの言葉通りです。ただし、嫌な気持ちはすぐ忘れるぬるい自分ですから、この思いだけは忘れないように、刻みつけてやらないと。そのための環境の中に自分を置いてやっています。
  • さて、ここ二日ほどネットがストップしていました。家のネット環境を整えていたので。こんな日記でも、読んでくださる方がいるのは、ありがたいことです。
  • 先日、飛ばし飛ばしながらも、WBCの試合を見ていました。第一戦のあの中継は全くもってダメでしたね。アナウンサー失格だと思いました。たしかに、ゲスト解説で来ていた原監督が途中で帰らなければならないという事情もあったでしょう。しかし、試合そっちのけで、ジャイアンツの今後の話など、試合とは直接関係のない話ばっかり長々するのはやめてください。音声と画面が全く連動していない。打っても無視、上原選手のピッチングもほとんど触れないイニングがありました。そのイニングも、結構叩きつけたり、引っかかりすぎたりする場面が多く、明らかに変化球がうまくいってないし、制球に苦しんだ場面もあったのに、視点をそこに持っていかない。そこらの居酒屋で話をしているわけではないですから、スポンサーとかなんかの都合があるんかもしれないですが、プロとしてきちんとやって欲しかったです。
  • 次の日の栗山英樹さんの解説はやはりよかった。いつもわかりやすい。
  • 昨日、「すぽると」で、渡辺俊介投手の特集をしていた。シンカーと直球の球速が同じだという話が出ていたが、これは、以前勝てる理由の一つとして、日記に書いた気がする。*1これで思い出したが、漫画で、「キャット・ルーキー」というのが、「月刊サンデーspecial」かなんかで連載されてたが、そこに変化球と直球のスピードが全て同じという投手がいた。タイミングが全て合うという点では危険だが、その分、各球種の判断がよりしにくい。だからうちにくいということだ。例えばフォークやスライダーは、途中までストレートの軌道で来て落ちたり滑るように曲がるので、それに加えて球速まで一緒となると、直前まで直球と区別できないということになる。実際にそんなんできたらなぁ、と思っていたが、実際にしている投手が渡辺投手。加えて、渡辺投手には、「曲がらないカーブ」がある。直球に比べて、初速の差約20㌔。しかも、あのボールは、初速と終速の差が非常に大きい。つまり、手元に近づくにつれて、とても遅くなる。(2シームジャイロかな)あまり、曲がらず、これも投げ始めはストレートのように見えるはず。また、軌道は、チェンジアップのように落ちず、直球よりは下に落ちる。バッターにとっては、打とうと思っても、まだ来ない、まだ来ない・・・しかもフワフワと来る!という感覚ではないだろうか。不思議なことに、普通はカーブの場合ボールの上を空振りするが、ボールの下を空振りする場面もあるのが面白い。要するに、渡辺投手は横に変化する球も持っているが、緩急も含めて(ここがやはり凄いところ。カットボールもストレートの軌道に近くして滑らせるボールだが、やはりスピードが落ちる。「曲がらないカーブ」は最初の軌道がストレートのように見える)いかに直球のように見せて違う球種を投げるかに腐心し、大成したピッチャーだと思う。次のWBC予選でのピッチングが楽しみだ。