ひさびさ

  • さて、先輩に更新を促されたことも久々に書いてみる。
  • 昨日の山本昌広投手。すごいですね〜日本では史上最年長で、準完全のノーヒット・ノーラン。緩急自在のピッチングに伸びのあるストレートがビシビシコーナーに決まっていたんでしょう。これで、川上投手を入れて中日にノーヒッターが現役で二人。移籍した野口投手も入れると三人現役でいるんですか。これも凄いことですね。昨日のノーヒット・ノーランのニュースを聞いて思い出したのが、97年の横浜−ヤクルト戦。マシンガン打線が猛威をふるい、抑えの佐々木投手が獅子奮迅の活躍で、勢いに乗り猛追するベイスターズ石井一久投手が仁王立ち。見事ノーヒット・ノーランに抑えきる(最後は波留選手やったかな?)。あれの再現みたいな感じですね。ただ、一点違うことがあれば、あおのときの横浜はまだまだ余裕があった。しかし、今回の阪神は全く余裕がない。5連勝しているものの、追いつめられている状況、ここで、三連勝しなければ、という余裕のなさ。それは、落合監督の「一勝すればいい」という発言にも表れている。さて、今日で、ほぼペナントの行方が決まってしまう一戦。どうなるか!?
  • 古い話題ですが、早稲田実の斎藤君が大学志望ということで。実力的にはプロでいけるのではないかとも思いますが、開幕一軍というのは厳しいのかもしれないという感じもします。これはわからないです。そこで、プロでもまれるのか、それとも大学で鍛えるのか、という選択になりますが、プロなら、育成に定評があるところもあれば、そうでないところもある。例えば、西武とかはいい環境ですよね。でも、絶対にそこに入れるとは限らない。翻って、早稲田大学はどうか。ここは、最近、鎌田投手、藤井秀吾投手、和田投手などなど、プロの一線で活躍する投手が育っています。環境もいい。彼は非常にクレバーやし、自分の実力や今後の将来のことを冷静にきちんと分析し、計画を立てているんではないでしょうか。もちろん、そこには大学を出れば、選択が自由にできるという環境も頭に入っているでしょう。そのプランを実現させるには、やっぱり大学がいいと踏んだんだと思います。もちろん彼はいいピッチャー。僕はあの軸足が折れるのも、悪いとは思わない。あの角度なら足に負担はそこまで来ない。あれ以上曲げると太股の前が緊張してよくないでしょうが。ただ、あのバランスをプロに入って何年も何試合もずっと続けられるかというとそれは難しいかもしれません。負担云々ではなく、バランスの維持が難しそうなんです。でも、プロに入ると頭ごなしにすぐ矯正という話になるかもしれない。しかも、彼は人気があるから、無理に試行錯誤の段階で投げさせられるかもしれない。同じやるなら何年もやるのがいいでしょうから、それで潰されるより、じっくり今のままで行くのか、それとも徐々に戻すのか、自分の型を作って勝負したいというのもあるでしょう。客寄せパンダになって潰されたくないというのもあるでしょう。技術的、投球術の頭的にはほぼすぐプロでも通用する。インコースのストレートがたまに中に入るという癖はあるもののそれは修正できるでしょう。だから、そこが問題なのではなく、現在の自分を取り巻く環境、今後の事も含めての決断だったんではないでしょうか。